ボールスパッタ方式の
バリ取り機
ボールスパッタ方式(特許取得)が、これまでのバリ取りの常識を一掃します。
ワークを傷つけずにあらゆる剪断面のバリを均一に除去します。画期的な省エネ型バリ取り機が業界の常識を覆します。
PAT. No.2990069号ボールスパッタ方式とは
ボールスパッタ方式とは、ユニットプレートの200個の超硬球が回転・揺動することによりワークの接触面のバリを取り、さらに、ドレッシングピンの揺動で、残った2次バリを除去するシステムです。
送りローラーでローディングされたワークは、回転・揺動する球体ユニットの超硬球に、絶え間なく接触します。超硬球は、バネでテンションを与えられているため、ワークのバリのあるエッジ部分に接触し、バリを塑性変形させることで、なめらかな剪断面を作ります。
新機構の揺動ドレッシングピン(PAT.)が、わずかに残った2次バリも完全に除去し、一層なめらかで美しい剪断面に仕上げます。また、ウレタン送りローラーがスリップ傷を防止すると同時に、上向きのダボやバーリングを施した板材にも対応します。
FEATUREMFDB-610N の特徴
なし
粉塵が発生しないクリーンな作業環境を実現
研削加工でないため、粉塵が殆ど発生しません。マシンを特別に隔離せずに、工場内の環境をクリーンに保てます。
ランニング
コスト
導入経済性抜群の省スペース
低ランニングコスト
コンパクトに設計されたマシンは設置スペースを取らず、また、砥石などの消耗品を使わないためランニングコストは極小。超硬球の採用により長寿命化も達成しました。
なし
わずかな2次バリも逃さない
新機構の揺動ドレッシング
打ち抜き穴の形状や数に関係なく、1.6m/分の高速でバリ取り、最終工程のドレッシングピン(PAT.)が、わずかな2次バリも見逃しません。
保護
表面を傷つけずに剪断面すべてのバリを除去
ワークへは球面が接触するだけ。スクラッチしませんから、表面処理鋼板でも被膜に殆ど影響を与えません。
FUNCTIONMFDB-610N の機能
板反り矯正仕様
材質、板厚等の加工条件によっては、バリの反対側に塑性変形による反りが発生することがあります(図1)。これを矯正するため、加圧式板反り防止ローラーを設けた3本ロール(図2)を採用。進行方向の反りを矯正します。多段ステップ方式によりワークや加工条件に応じて微調整が可能です。
薄板用中間ローラー
0.8mm以下の薄板加工の場合、材質によっては浮きや波打ちを起こすことがあり、均一で完全な加工を妨げることがあります。これを防止するのが中間ローラーです。
薄いワークもしっかりとホールドして加工中の平面を維持。均一で完全な加工を行うことができます。
SPECMFDB-610N の仕様
外形寸法
機械の主な仕様 | |
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ワークサイズ (mm) 板厚 | 0.5t~3.2t程度 ( 送りローラーストローク6.0mm ) |
板幅 | 最大610 (1220トンボ 4’×8’対応 ) |
最小 | 150×150 0~1.6m/min 0.2kW |
ワーク送り速度 | 0~2000rpm/min 1.5kW |
機械サイズ (mm) | (W)1247×(D)1120×(H)1410 (パスライン 850) |
機械重量 (kg) | 950 |